糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の治療を始めとして、甲状腺機能異常の診断、めまいの原因検索など様々な御心配事に適切なアドバイスを致します。
とりわけ、糖尿病に関しましては前後血糖の採取によるきめ細かい診断と治療を行っており、さらに管理栄養師の栄養指導を随時受ける事ができます。
多くの患者さんが、これらを上手に利用する事で自己管理を充実したものにしています。

「糖尿病」ってどんな病気だと思いますか?文字通り、尿に糖分が漏れ出てくる病気・・。確かにそうですね。
では、その正体は腎臓の病気なのでしょうか?違います。
一番重要なのは、血の中の糖分が必要以上に多くなってしまう、という事なんです。
腎臓は、あまりの糖分の多さに処理しきれず、そのまま「おしっこ」に糖分が出てきてしまうのですね。
だから、本当は「糖血病」と言った方が病態をよく表しています。
参考までに、血糖値による糖尿病の診断基準の表を下に示しておきます。
| |
空腹時血糖値 |
食後血糖値 (2時間値) |
ヘモグロビンA1C値 |
治療法 |
健常者の
数値 |
110mg/dl 以下 |
140mg/dl 以下 |
4.3%〜5.8% 以下 |
―――――――― |
糖尿病と
診断 される 数値 |
126mg/dl 以上 |
200mg/dl 以上 |
5.8%以上 |
医薬品の投与 |
| インスリン注射 |
境界型の
数値 |
上記以内の 数値 |
上記以内の数値 |
5.8%以上 |
食事制限 運動療法 |
医薬品投与の 場合も |
では、なぜ血の中の糖分が増えてしまうのでしょうか?
それは、糖分を活動エネルギーに変えるホルモン、「インスリン」が膵臓からうまく分泌できなくなっている事が原因です。
インスリンが少なくて、糖分がちゃんと活動エネルギーに変わらない為、血の中に糖分があふれて体がすごくしんどくなったりします。
それ以上に怖いのは、自覚症状がなくても高血糖を放置していると血管がどんどん老化してボロボロになってしまう、という事。これが本当に怖い。
血管は全身にあるので、全身いたるところがやられてしまいます。
まず、小さな血管が集まっている臓器。腎臓と眼、です。いったんひどくなると、人工透析せざるを得なくなったり、失明してしまいます。
そして、手先や足先の神経も傷んで、ずっとピリピリ痺れたりします。間違いなく恐ろしい事です。
また、大きな血管が集まっている臓器もやられます。
脳、心臓。脳梗塞や心筋梗塞ですね。それだけではなく、足の太い血管も詰まったりします。
決して怖がらせる為に大げさに言っているのではありません。繰り返します。本当に怖いんです!
しかし、あえて言いたい。「糖尿病恐るるに足らず!」と。糖尿病はコントロールできる病気だからです。
田中医院では数多くの糖尿病患者さんがいらっしゃいます。
病状が軽めの人は、食事の仕方のコツを伝授するだけですごく良くなってしまいます。
よかった!血管も心配ないでしょう。
中等度の人はお薬を出します。
色んな種類がありますが、一人一人の血糖の上がり方、体型なども考慮してオーダーメイドで組み合わせます。
田中医院の患者さんは、伝統的によく頑張られる方が多いです。
お薬の力を借りながら、食事療法、運動療法を学び、他の患者さんにも刺激を受けて頑張った方は皆さん良くなっていかれます。 正に「糖尿病恐るるに足らず!」です。
重度の方はインスリンの注射を定期的に行って糖尿病をコントロールします。
体質的にとてもインスリンが足りなくなり易い、という方もおられるのです。
患者さんとよく相談しながら、日々の生活パターンをよく聞きながら、インスリンの量を決めていきます。
本当にすごい人は、インスリンを定期的に打つために、生活が規則正しくなって病前よりどんどん健康になっていく方もおられるんです。素晴らしいですね。
食前血糖の採血をして、食後血糖の採血の時間まで、ぐるっとテクテク散歩する事に決めておられる方もいます。田中医院を上手に利用していらっしゃいます。
もちろん、なかなかうまく食事制限などできない方もおられます。ある意味、皆さん最初はそうです。
でも、田中医院はいつまでも寄り添って励まします。時には「叱咤激励」となるかもしれません。「頑張る」とは「諦めない事」。不必要にあせる事もありません。少しづつ、達成していきましょう。ゆっくり歩んでいきましょう。