ここへきて急に夏がきたような暑さになってきました。
これから本格的な夏がやってきます。
熱中症についてあらためて確認しておきましょう。
熱中症とは、外的要因（高温多湿な環境下など）により体温調節がうまくいかなくなり
体内に熱がこもってしまう状態をいいます。
この状態になると、頭痛や吐き気、めまい、意識障害など様々な症状が出現し
場合によっては死亡することもあります。
熱中症は屋内屋外に関わらず発症します。
家にいるときも過度な節電はせず、適宜エアコンを使用して部屋の温度を最適に保ちましょう。
また、喉が渇いていなくても意識して水分を摂るように心がけましょう。
水分補給と体を冷やす意味でもしっかりと摂るようにしてください。
汗がよく出るような状態であれば、水分と塩分も摂るようにしましょう。
塩分を控える必要のある方はかかりつけ医と熱中症対策の際の塩分摂取について
事前に相談しておくとよいでしょう。
外気温が30度を超えるような日は日中の外出を控えるようにしましょう。
どうしても外出する場合は炎天下を避け、日陰を移動する、帽子や日傘を使用する
冷却グッズを使用するなどの対策を必ず行うようにしましょう。
自分では十分に対策をしていたつもりでも熱中症になってしまうことはあります。
体調がすぐれないと感じた場合、またそういった方を見かけた場合は
①衣服をゆるめて風を通すようにする
②体を冷やす（首や脇、太ももの付け根など大きな血管が通っている部分）
③意識がない場合は救急車を呼ぶ
などの行動を行うようにしましょう。
近くの医療機関の診療時間内であれば受診して点滴などの処置を速やかにしてもらうことが重要です。
当院でも熱中症の患者さんが増えてきています。
処置が遅れると命にかかわることもありますので、体調の変化を感じたらすぐに行動しましょう。
医療法人社団陽洲会田中医院 明石市二見町2032 JR土山駅徒歩5分 内科・小児科・糖尿病
